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前回のキャバクラ・ホステス所得税の続きです。

ちょっと耳慣れない言葉があるかもしれませんが、読むと絶対わかりますのでご心配なく!

キャバクラ・クラブは“源泉徴収義務者”

“源泉徴収義務者”とは、働く従業員に代わり所得税を集め、国に納める人のことです。

キャバクラやクラブのお店がその役割をしなければなりません。

“源泉徴収”とは、国が所得税を簡単にかつ取りこぼしなく回収できる合理的な方法です。

「国民一人ひとりから税金集めるの大変!税務署がパンクしちゃうし、自分くらい払わなくてもバレないんじゃ?とか言って払ってくれない人もいるかもしれない。だから会社に集めさせてまとめて払ってもらうことにしよう!」

というものですね。

なぜ “源泉”という言葉がついているのか。源泉って、水とかお金とかが湧いてくるところを指すそうです。

つまり、「税金が湧いてくる元から取るぜ!」ということですね。くっ、汚ねえ!(笑)

所得税を集める立場の人は、勝手に集められるわけではありません。

「私が、ホステスから所得税分のお金を預かって、ちゃんと納税します」

ということで届け出をしなくてはなりません。

また、ホステスから預かった所得税は、翌月の10日までに納税しなければなりません。

ホステスの報酬にかかる所得税の計算方法

キャバクラやクラブから給料(多くは報酬ですが)をもらう時に、10%引かれると書きました。

しかし、H27年4月1日から新しい制度が決まりました。“No.2807 ホステス等に支払う報酬・料金”という法例です。

このルールにしたがって、お店である源泉徴収義務者は各ホステスさんの所得税を計算しなくてはならなくなりました。

つまり一律10%引けばOK、という時代は終わりました。

所得税の計算方法を簡単にご説明しますと、

例えば時給5,000円×6時間=1日3万円の稼ぎだとします。そして20日出勤しました。

ややこしいのでボトルバックとか指名料は計算しないこととします。

一か月でもらえる金額の合計は、60万円という結果になりました。

ここから所得税を計算していきます。

(600,000円―155,000円)×10.21%=45,434円(1円未満端数切捨て)

一か月で4万5千円程度の所得税が、お店から天引きされ国に納められるというわけです。

この“-15万5千円”というのは一体何?と思いますよね。多分サラリーマンにもある“基礎控除”なのではないかと思っています。

ハッキリしたことがわからないのでまた税務署に問い合わせてみますね。

で、今までの計算方法と比べてみると、それぞれ一か月の所得税はこのようになります。

復興税がない10%の場合の所得税

600,000円×10%=60,000円

復興税がプラスされた10.21%の場合の所得税

600,000円×10.21%=61,260円

ホステス等に支払う報酬・料金で定められた計算方法の所得税

(600,000円―155,000円)×10.21%=45,434円

 

アレ!?なんか安くない!?

そうなんです、単純に10%天引きされていた時よりも、復興税が乗っかった所得税よりも1万5千円程度安くなるのです。

もし今もお店が間違って10%もしくは10.21%天引きをしてきているとすれば、これは税金の払い過ぎということになります。

毎年2~3月にある“確定申告”をすることによって返ってきます。上の例で言いますと、ざっくり計算でも1.5万円×12か月で18万円戻ってくるということになります。

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